「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」って何?

レゴブロックを活用した企業研修プログラム

レゴブロックを使用した研修というのは「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」の教材とメソッドを活用したプログラムです。
「レゴ®︎ブロック」は子供から大人まで大人気のあの「レゴ®︎ブロック」であり、それが今企業の研修教材として注目されています。外資系の企業を中心に最近では日本国内の大企業でもチームビルディングとして導入する企業が増えており、今回は「「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」の効果やプログラムをご紹介します。


  1. 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」とは?
  2. 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を始める前に企業が抱える課題とは?
  3. 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」の効果
  4. 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」の研修方法
  5. 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を導入したい方・体験してみたい方

1.「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」とは?


「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」とは正式には「レゴ®︎シリアス®︎プレイ教材とメソッドを活用した」研修のことを指します。
レゴ社創設者の3代目であるK.Kクリスチャンセン氏がレゴブロックを活用することで企業経営や戦略づくりを机上の空論とせず、創造的かつ革新的な議論ができるのではないかと考えたことがきっかけです。

 企業や学校などで議論をする際に「紙とペン」や「ホワイトボード」を使って進行していく時、発言がしにくいなと思った経験はありませんか?通常の会議では全員が参加することが難しくなります。その原因は、発言する人が限定されたり、同じ人がずっと話していたり、その場にいる全員が積極的に参加できる状況ではないからです。
「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」は全員が作品を作って、全員が共有するということを繰り返すことにより、全員が議論に積極的に参加する「100ー100の場づくり」を行うことで議論を活性化させることができます。

2.「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を始める前に企業が抱える課題とは?


 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を始める前に・・・現在日本の企業は人口減少による人手不足に陥っています。せっかく採用できたのに直ぐに辞められてしまっては人手不足は解消できません。
 しかし、新型コロナウィルスの影響によりリモートワークが普及したことで若者を中心に「社内の人とのコミュニケーションが取りにくくなった」と答える方が多数を占めています。退職を防ぐ・早期に察知する意味でも日頃のコミュニケーションが重要になってきています。それだけでなく、社内のコミュニケーションを活性化させる事で従業員の心理的安全性を確保し、安心して仕事に取り組んでもらえるような環境づくりを組織で取り組んでいくことにも「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」が貢献します。

3.「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」の効果


では「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を行うことでどんな効果があるのでしょうか。
私は「自分の考えや想いを参加者全員に共有できる事」が1番の効果だと考えています。研修の中で「共有」と「共通」の違いを考えていただきます。普段は通常業務に追われ、従業員も増えてくることで、いつの間にか周囲とのコミュニケーションが低下している恐れがあります。そこで議論の場を設ける・自分の考えを発信できる場を作ることができます。
そのほかにも「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」はこのような効果があります。

・メンバー同士のコミュニケーションの活性化

 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」では参加者全員が同じプロセスを辿ります。同じように自分のことを話し、他の方の話を聞き、質問をして振り返って、、作品を通じることで普段言えない事・聞けない事が自然と出てくるのがこの研修の特徴です。メンバー同士に限らず、経営者や管理者、新入社員や中堅社員等に関わらずコミュニケーションを図ることが可能です。


・チームの目標設定や意識合わせ

 組織運営をするにはゴールや目標を決める必要があります。ただメンバーに突然「チームのゴールどうしようか?」と質問しても恐らく返ってこないでしょう。それは「何も考えていないから」ではなく、「考える機会がなかった」という方が正解だと思います。「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を活用してチームメンバー同士の意見を共有することで、共有されたゴール・目標ができるため、トップダウンではなく、ボトムアップで組織づくりを行いたい企業にぴったりの教材です。


・チームビルディング

 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」は企業だけではなく、学校やクラブ・2人以上のメンバーがいる団体であればどんなチームでも活用することができます。コミュニケーションを図ること・目標設定をする以外にも、まずは相手を知ることや自分を知ってもらうこと、価値観の共有等を行うことでバックボーンの違うメンバー同士の距離を縮めることにも有効です。


・参加者自身の内省をする機会

 「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」に参加した多くの人から良いフィードバックをいただくのがこちらになります。研修中は作品を作る時間はあまり多くはありません。その制限時間内で精一杯作品を組み立てることで、普段自分が考えていないことが見つかることがあります。他の参加者の方から
「そのパーツにはどんな理由がありますか?」「⚪︎⚪︎さんはここが良いところですよね」と自分からは見えない視点で他者からフィードバックや内省をする機会を得ることで、自分が本当に考えていることや表現できていない自分が見つかることがあります。自分が見えてる部分と他者から見られている部分を両方表すことができる教材になります。

4.「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」の研修方法


「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」は専用のレゴブロックを活用しますが、ファシリテーターは必ず「レゴ®︎シリアス®︎プレイ養成講座」を受けた講師が担当する必要があります。単にレゴブロックを使用して研修をすればわけではないことにご注意ください。
 研修プログラムは導入したい企業様・団体様等のご要望を踏まえながら、例えば「理想のチーム」や「新入社員とのコミュニケーション」を目的としたプログラムをファシリテーターと一緒に決めていきます。ここからすでにワークショップは始まっています。なお、作品を活用したプログラムの一例として、以下のようなプログラムがあります。

・自分の得意なこと、好きなこと
・チームメンバーの強み
・こうなってほしい理想のチーム像

 もちろん、上記のプログラムはすべてレゴブロックを使って共有します。しかし、この「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」で重要なことは「作品を綺麗に作ること」が目的ではありません。むしろ闇雲に作った作品の中に答えがあるとも私は考えています。
 「レゴブロックは昔使ったことがあるけど・・・」
 「買ったこともないし、触ったこともない・・・」
 そんな方でも心配する必要は全くありません。レゴブロックはあくまでツールであり、必要なのは参加者自身の考えや想いにあることが研修を通じて気づいていただけると思っています。

詳しい内容は↓

5.「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を導入したい方・体験してみたい方


「レゴ®︎シリアス®︎プレイ」を導入したい企業様・団体様はお気軽にご相談ください。
研修時間は最短3時間から開催が可能です。1回だけの開催ももちろん可能ですが、初回は参加者自身が作ることやプログラムに慣れてきた頃に研修が終了することが多いため、複数回に渡ってテーマを設定して行うのがおすすめです。
ぜひ「レゴ®︎シリアス®︎プレイ メソッドと教材を活用した認定ファシリテーター」である当社までご相談ください。