【人材不足の企業必見】社内のコミュニケーション不足を解消する方法

 こんにちは、株式会社Daysコンサルティングです。
 みなさんの会社・チームのコミュニケーションは足りていますか?コロナ禍でテレワークや時差出勤など効率的な働き方ができるようになった代償に、組織のコミュニケーションは低下していませんか?
 本日は「企業のコミュニケーション不足を解消する方法」をご紹介します。最後までご覧いただけますと幸いです。

中小企業が抱える組織の経営課題は「人材に関すること」

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000016501.html

 上記は一般社団法人日本能率協会が国内企業528社に対して、「当面する企業経営課題に関する調査」を実施した結果である。本コラムで特にお伝えしたい内容を以下の通り要約します。

  • 企業が当面する経営課題は「現在」「3年後」「5年後」のすべてで「人材の強化」が最多。約半数の企業が「現在」「3年後」の経営課題と認識
  • 「現在の課題」は「人材の強化」が急激に高まった他、「働きがい・従業員満足度・エンゲージメントの向上」も増加傾向

 つまり、人材の採用・育成だけでなく、従業員の満足度や働き方・エンゲージメントにも注目されるようになり、人材全般に関わる課題・問題が今後さらに重要になってきていることがわかります。採用した人を辞めさせないことはもちろん、働きがいや満足度を高めて組織に貢献してくれるような人材になってもらうには、どんな施策が必要かを考えなければなりません。

社員が離職する本当の理由は?

 特に若年層を中心に、退職した理由の上位に「上司とのコミュニケーションが取れなかった」「人間関係が悪かった」等がトップ3に入ります。この結果はアンケート調査によるものですので、的確な理由かと思いますが、例えば社内で退職者と面談をするときに

上司:「なんで辞めたいの?」
部下:「もう少し給与の高い転職先がありまして・・・」
上司:「そうか。うちは給料あげるのが難しいからな・・・わかった」

後日・・・
上司:「うちの給与水準少し上げられないかな?」
人事:「賃上げは毎年行っているのでこれ以上は難しいです」
上司:「・・・どうしよう。」

 こんな会話になっていませんか?この会話のなかで、部下の方は上司相手に「◯◯さんが苦手で・・・」「あの人とそりが合わなくて」なんて言えると思いますか?また、最悪の場合、そりが合わないのが上司であるあなた自身だった場合は絶対に言えません。

 また、転職を決めている社員はもう心ここに在らずの方も多く、適当に話しておこうと考えている人も少なくないはずです。
 つまり、コミュニケーション不足による離職はアンケート結果以上に多いことが考えられます。

なぜコミュニケーション不足に陥ってしまうのか?

 では、なぜコミュニケーション不足は発生してしまうのでしょうか?たくさんの理由があると思いますが、私は「会話の量が不足していること」だと感じます。
 若年層はお酒を飲まない人が増え、コストパフォーマンス・タイムパフォーマンスという言葉が飛び交うほど生産性と自分の時間を大切にしています。また、若年層に限った話ではなく、共働き世代が増えたことで夫婦ともに家庭の時間がより大切になっていることや介護の事情など挙げ出したらキリがないほど時間がなくなっているのです。

 また、コロナ禍の影響でテレワークや時差出勤などができるようになり、便利になった代償に上司・部下・同僚とリアルに顔を合わせる機会も減ったのではないでしょうか。これまで「普通に」会話を重ねていた相手とも、電話・オンライン・テキストベースの「少し冷たいやり取り」に変わっていませんか?

 私は、コロナ禍において連絡手段が変わったことで、「副産物的な要素が無くなる・わからなくなってしまったこと」が最大の原因だと考えています。

 例えば、何気ないランチタイムやトイレ休憩・出退勤時の雑談だったり、会話中の表情や仕草など細かい部分のコミュニケーションを取得する手段が、オンラインやテキストベースの連絡手段に置き換わったことで取ることができなくなりました。そのため、会話はもちろん、会話以外の情報も取りにくくなっていると感じます。

コミュニケーション不足を解消する方法

 では、若年層に限らず、経営層と従業員・チームメンバー同士・上司部下など、様々なシチュエーションや立場の人とコミュニケーションを取る方法をご紹介します。

レゴ®︎シリアス®︎プレイメソッドと教材を活用したワークショップ 

レゴ®︎シリアス®︎プレイメソッドと教材を活用したワークショップとは、組織・チーム・個人のための思考及びコミュニケーション・問題解決を行うのためのファシリテーション及びトレーニングとなります。ビジネス・組織開発・心理学および学習など広範な研究成果と「手による知識」の概念に基づいて開発されたメソッドです。

 例えば、みなさまの会社・チームで打ち合わせをするとき、
「全員が平等に話す時間がありますか?」
 会議や打ち合わせはどうしても、ベテラン社員や役職が上の人が会議の発言を占めており、若年層や引っ込み思案の方はなかなか発言ができません。また、そんな状況下なのに「では、◯◯くんは何かありますか?」と聞かれても何も答えられません。

 そんな状況を無くすため、レゴ®︎シリアス®︎プレイメソッドと教材を活用したワークショップでは、全員で1つの共通テーマに沿って作品を作っていただきます。そして、その作品を通じて自分の想いや考えを共有していただきます。それに対するフィードバックはありません。レゴ®︎シリアス®︎プレイメソッドと教材を活用したワークショップでは、意見や考えを「共通」させることが目的ではなく、「共有」することが目的です。(これはワークショップ時にお伝えしています)そして、作った作品の上手い下手も一切関係ありません。

 全員が「同じテーマ」「同じ制作時間」「同じ発言時間」などの場作りを行うことで、心理的安全性を確保した状態でワークショップを進めることができ、おのずとチームの会話量が増えていきます。

まとめ

 レゴ®︎シリアス®︎プレイメソッドと教材を活用したワークショップは、社内全体や部署ごと・チームごとに開催することが可能です。また、チームワークを高めるテーマからチームの戦略づくりなど高度なテーマまで各社に合わせてカスタマイズで設定することが可能です。
 なお、レゴ®︎シリアス®︎プレイメソッドと教材を活用したワークショップは養成講座を受講した認定講師がファシリテーターを務める必要がありますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせをお願いいたします。